朗読サイト「カナリーフォー名作童話館」では鈴木三重吉主宰の雑誌「赤い鳥」に掲載された名作の数々を朗読しています。

朗読と読み聞かせ

読み聞かせ 朗読のサイト「カナリーフォー」名作童話館では、大正から昭和にかけて発行された鈴木三重吉主宰の童謡・童話雑誌「赤い鳥」に掲載された心に残る名作の数々を朗読しています。

子どもの頃に読んで聞かせてもらったお話はいつまでも心に残っています。
お母さんの膝の上で聞いた童話は、大人になってもハッキリと覚えているでしょう。
そして、あの時のなんとも言えない心地良さ、それはどんなに年を重ねても、いつでもどこでも懐かしく思えます。

私は、小さい頃に読み聞かせを沢山してもらった子どもは、情感豊かな心の優しい人間に成長すると思っています。

ぜひ皆さんも、お子様を膝の上に抱っこしてあげて、あるいは、お布団の中で腕枕をしながら、童話や絵本の読み聞かせをしてあげて下さいね。

この朗読サイト「カナリーフォー」名作童話館では、お子様のたの珠玉の童話を朗読しています。
今後も、どんどん作品数を増やしていくつもりですので、ぜひお子様とご一緒にお聞きになって下さい。

 

朗読はイメージを膨らませる

朗読とは「声を出して本などの文章を読むこと」ですが、そこにはそれを聴く人も存在します。
ただ単に声を出して読むだけ、読み手しかいない場合は「音読」と表現した方が良いかも知れません。

朗読というと身構えてしまうかも知れませんが、そんなことはありません。
感情を込めて読めばそれだけで「朗読」になります。
そして、聴く人は自由に想像を巡らせて、自分のイメージを描きながら・・・物語を聴く。

聴きながら、自由にイメージを膨らませることができる...
これがテレビなどの映像メディアにはない <音の世界「朗読の世界」> だと思っています。

私も、機会を捉えて「朗読会(小さなお話会)」を開催していこうと思っています。
本を読む人がいて、それを聴く人がいれば、そこに読み手の空間と聴き手の空間が生まれます。
そして、読み手と聞き手の空間がひとつになれたら最高ですね。
そんな朗読会にしたいと考えています。

 

朗読の癒し効果

朗読は人に聴いていただくものですが、実は朗読している自分への癒しの効果もあります。

心に響く作品を声に出して読んでみると、いえ心に響く作品でなくとも、不思議!声に出して読むと日常とは違った世界に入り込んでいきます。

聴き人も読む人もともにその素晴らしい朗読の世界に、足を運んでいただけたら嬉しい限りです。

 

朗読サイト カナリーフォー

この朗読のサイトのタイトル【カナリーフォー】誕生きっかけのひとつに『カナリア諸島』があります。
【カナリーフォー】と『カナリア諸島』とのエピソードは別のところで紹介しますが、ここでは≪カナリ≫繋がりでお話させてください。



「かなりあ」という童謡があります。
作詞家西條八十(さいじょうやそ)の作品です。

「かなりあ」の歌詞はこんな内容です。

♪♪♪
唄を忘れてしまったような金絲雀(かなりあ)は、もう捨ててしまいましょうか。
それはだめだめ、かわいそうですよ。
そんな金絲雀(かなりあ)でも、
やがては忘れた唄を思い出す時が来るかも知れませんから。
♪♪♪

かなりあも上手に歌っている時は可愛がられるけれど、歌えなくなったら棄てられてしまうの?いたたまれません。しかし最後には救いがあって、メロディーも転調して、ほっとします。

 

鈴木三重吉主宰の童謡童話雑誌 赤い鳥

「かなりあ」をじっくり読み実際に口ずさんでみると、人の世界が彷彿とします。
経済優先社会の厳しさや人の心の繊細さが想われ、今という時代の危うさを感じてしまいます。
実際は、西條八十が詩人をめざしながらも家計を支えなければならず、唄を忘れたかなりあと自分のイメージとを重ねて出来たとか。

「かなりあ」は創作童謡として、鈴木三重吉主宰の雑誌「赤い鳥」に発表されました。
そういえば「翼を下さい」を歌ったのも「赤い鳥」ですね。今では「赤い鳥」といえばこちらの方が有名かも知れません。
鈴木三重吉は、若き西條八十に作詞の依頼をし、メロディーを付けたい旨を了承してもらったそうです。
先に北原白秋からは、詩は読むもので楽譜の必要はない と断られていたそうです。

さて「赤い鳥」は、大正時代半ばから昭和初期に出版された古い月刊雑誌です。
全巻196冊発行。(大正7年7月創刊。中途休刊期あり。昭和11年6月まで発刊。昭和11年10月終刊)
「赤い鳥」は主宰の鈴木三重吉が子どもたちの為に作りました。
当時、子供たちの読みものといえば、チャンバラもの、探偵もの、悪漢ものなどで、鈴木三重吉は、

芸術として真価のある純粋で美しいものを読ませたい    
と強く願った のです。
童話、童謡などという言葉は、当時(大正5、6年頃)辞書には載っていたものの、一般的には通用しなかった言葉だったそうです。

「赤い鳥」に発表されてスタンダード作品になったものが多くあります。
作品だけでなく作家たちも輩出しています。
  • 童謡「かなりあ」 ⇒ 西條八十・成田為三
  • 「赤い鳥小鳥」「ちんちん千鳥」「あわて床屋」 ⇒ 北原白秋・成田為三
  • 童話「蜘蛛の糸」 ⇒ 芥川龍之介
  • 「ごん狐」  ⇒ 新美南吉
  • 「一房の葡萄」⇒ 有島武郎


<参考資料> 「赤い鳥」復刻版 解説・執筆者索引
発行/財団法人日本近代文学館
1979年(昭和54年)初版

この朗読サイト「カナリーフォー」をぜひお子様とご一緒にお聞きになって下さい。
ご感想などお寄せいただければ大変嬉しく思います。

 
 
 

 
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